昨日まで、予告を含めますと6回に渡って、売れるコピーライティングの基本をお伝えしてきたワケですが、アントニオ猪木の言葉を借りると「逆も真なり」とありますので、反対側から見た目線でのことも触れておきましょう。

モハメドアリ戦で放った「毒を食らわば皿まで」という言葉もありますしねw

論理的説明と説得の違い

売れるコピーライティングとは、ひとことで言えば、論理立てて文章が構成されているものです。

論理とは、AならばB、BならばCと進んでいくものですから、組み立てさえ間違えなければ、必ず答えは出るものです。

売れるコピーの基本は5ステップでしたから、仮にABCDEと呼ぶと、Eを導く為に必ずA~Dという道筋を通せば良いだけです。

ここを端折って、

Aは結局Cですから、Eに繋がるんです、とすると、余計な注釈が必要ですし、第一説得力に欠けます。

またWEBを見回しますと、下手すれば、答えはEです!としか書いていないサイト、要はキーワードとアフィリエイトリンクしか掲載が無いヒドイものもあったりしますw

後者は、明らかに素人の方が、ライティングを放棄しているとしか思えませんので論外ですが、前者の方は、基本を知らないと、もしくは意識しておかないと、知らず知らずのうちにしでかしてしまうミスなので、ご注意下さい。

しかも、その確率は意外に高いのかも知れません。

多くのアフィリエイトサイトは説得をしているんです。

なぜ、ボクがそう思うのか。

それは、リサーチする時など、他のアフィリエイトサイトをチェックしてみると、本当に多くのサイトが、「説得」しているに過ぎないコンテンツを掲載しているからんですね。

まるで、勤め始めたばかりの保険のセールスのおばちゃんが、気の無い人に、一所懸命商品を説明し、契約をお願いしているようで、効率も悪ければ、下手すると不愉快になりそうです。

その多くは、ライティングでいうポイントを端折ってしまっているケース、つまり問題掲示や、輝ける未来を見込み客に伝えることなど、絶対に必要な要件を、省いてしまっているケースです。

論理立てたライティング(難しい言葉を並べることとは違いますよ)を用いれば、感情が自然に高ぶり、お客様は買ってくれるのですが、それを省いてしまっているがゆえに、下手な説得などをしなくてはならなくなるんですね。

なぜそうなってしまうのか?答えは2つ。

ひとつは、リサーチが出来ていないこと。そしてもうひとつが、ライティングの基本を見失っている、もしくは知らないからだと思われます。

保険のセールスは、リサーチ無しの飛び込みでも成立するのかも知れませんし、若くてキレイなお嬢さんなら、多少の押しの強さで、ある程度の成約率も叩きだせるのかも知れません。

しかし、ボク達がマーケットとしているのは、インターネットの世界です。

ネットの世界で、顔も声も届かない見ず知らずの人を説得するのは、時間と労力が必要になりますから、ある意味とてもリスキーな行為ですよね?

その戦術(コミュニケーション型アフィリエイト)も、決して否定はしませんが、あなたがコミュニケーションを必要としていないのであれば、やはりライティングスキルをあげていくべきです。

論理立てて行うストーリー性の高いコピーと、説得が過半数を占めるコピー。

どちらが成約されやすいか。

お解りですよね?