競合サイトが気になる

アフィリエイトは、孤独な作業と思われがちです。

確かに、個人でビジネスを展開されている方も多く、
ときに煩(わずら)わしい人間関係を保たなくても、
ビジネスとして成立しますので、孤独と言えば孤独です。

しかし、中には(ボクもそうですが)積極的に懇親会などに出向き、
時には、ご自身で主催され(ボクもそうですが)同じビジネスを、
手掛けている者同士で、情報交換などをすることが好きな人もいます。

そんな時に、よく耳にする話が、今日のお題。

「人(競合)の検索順位が気になって仕方が無い」

という方が、まだまだ多いということです。

このような発想を持つことは、リアルビジネスでは当たり前ですし、
決して100%間違いでは無いのですが、得てしてそういう方は、
報酬が伸び悩んでおり、焦っていたりします。

そして、対照的なのは、そういう相談を受けている方の表情でして…

初心者は相対的に見てはいけません。

競合サイトイメージ

昨年末に行われました、とある懇親会で、

「上位表示されない・・・」

という悩みを抱えている方からのご相談を、
とても涼しい顔で伺っている方をお見かけしました。

聞き耳を立てていた訳ではありませんが、その方は、
悩める方から、一通り話を聞いたあとに、

「相対的に見るからいけないんですよ」

というアドバイスをされていました。

我が意を得たり。ボクはそう思いました。

この言葉ひとつで、こちらの方のスキルや収入を予想出来ます。

それほど、核心を突く言葉です。

上位表示:相対的評価です。

競合

検索結果というのは、検索者が検索窓に入力したキーワードに対する、
グーグルからの「ご提案」です。

あなたがお探しになっている情報はこれではないですか?
と、投げかけられたサイトが、1位から順に並んでいます。

この、1位から順番に並んでいる、というところを、よく考えてみましょう。

プロ野球なら同率一位、競馬であれば同着一位という事も起こりえますが、
グーグルなどの検索エンジンでは、それは絶対に起こりえません。
インデックスされたサイトは、必ず順位を付けられます。

この順位は、全て「グーグルが決めていること」です。

つまり、検索結果で、自分のサイトより、上位に表示されているサイトが、
気になって気になって、夜も眠れない…そんな方は結果的に、

グーグルを意識している。

と言うことなのです。

グーグルは、相対評価でサイトを判断せざるを得ませんので、
このような表示体系となるわけですが、これが大きな落とし穴。

あなたも、知らず知らずのうちに、そのような落とし穴に
ハマってしまうかも知れません。

つづきをご覧ください。

相対的優位に立つことが必要な業界とは

コンビニ

グーグルを意識することが、なぜいけないのか?
そのことをご説明する前に、整理して考えてみましょう。

これは、市場における、マーケット発想の一部となりますが、
相対的優位に立つことが求められている(有利な展開となる)のは、
極端に言えば、衰退している市場のみです。

ですから、結論を言えば、現状のアフィリエイト市場では、
厳密に言って、どのジャンルも当てはまりません。

リアルビジネスの市場において例をあげますと、

  • 紳士服業界
  • カー用品業界
  • カラオケ業界
  • パチンコ業界
  • コンビニ業界

これらの業界は、相対的優位に立つことを意識して、
日夜、しのぎを削っています。

なぜならば、人口の現象&高齢化、規制強化、そして
ライフスタイルの変化により、縮小するマーケットでは、
競合から売上を奪取しないと、伸びしろが無いからです。

具体的には、競合他社(店舗)と自社(店舗)の

  • 立地
  • 駐車場
  • 品揃え
  • 店内回遊性
  • 価格
  • 接遇

これらの要件を日々比較し、優れていなければならないのです。

買う物が同じであれば、少しでも得した気分になれるところで買いたい。
人は、よほどのへそ曲がりで無い限り、誰もがそう思いますからね。

そう考えますと、アフィリエイトでは、一見同じような気配もしますけど、
実際には、上記の業界とは、全く状況が違います。

状況が違うということは、戦い方も違うということです。

ここでも、稼げる人と稼げない人との差が出るんですね。

思い出して下さい。「どう戦うか」ではありません。

ここまでの記事を要約します。

どこで戦うか?

検索順位が気になっている方は、相対的評価を気にしています。
相対的優位に立たなければいけない業界は、衰退している市場です。
アフィリエイトで該当する市場はありません。

つまり、グーグルを意識してはいけない。

ということです。

してはいけない、と書くとちょっと極論過ぎますが、
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戦う場所はキーワード次第

をご覧いただければ、もう答えはおわかりでしょう。

意識すべきは購入者です。

あなたが選んだキーワード単体で、上位表示されないのであれば、
戦う場所を変える、という勇気を持たなければいけないのです。

強者たちを相手に、相対的優位に立つのは至難の業です。

セブンイレブンが、半径300メートル以内に3件ある場所で、
個人経営のコンビニを開店させたとしても、繁盛させるのは、
至難の業だということは、容易に想像出来ますよね。

ならば、競合相手など、気にしても仕方が無いのですから、
とにかく購入者目線で、リサーチを行い求めるニーズをくみ取り、
独自のキーワードで戦う場所を決める。

アフィリエイトで稼いでいる方は、
そういう発想を持っているんですよ。