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アフィリエイトで成果を出すには、競合を意識する前に、己自身に勝たなければいけません。

前回はそのような内容を、精神論にならない程度に書いたつもりなのですが、如何でしたでしょうか。

参考記事→メンターを持つ有効性と危険性

こう考えてみると、アフィリエイターというのも、一般の職業となんら変わらないことに気がつきます。

お金はあっても困りませんので、沢山欲しいという願望はありつつも、まあまあな成果で満足してしまうボクのような人間が、一般的な庶民だとすれば、それを追及し、スーパーアフィリエイターと呼ばれるような、月度の利益が8ケタに届くような人たちは、もはやアスリートの感覚です。

「今」の段階で、己に勝つということは、結局自分自身のこれまで培ってきた、人間としての器次第なのですが、アフィリエイトの場合は、肉体的なアドバンテージというのが、限りなくゼロに等しいワケですから、「これから」という視点で考えれば、ボクもあなたも、アスリートの仲間になれるかも知れませんね。

そんな日を夢見つつ、今日も「今出来ること」を熱心に行うことにします。

さて、今回のテーマは、やはり競合に勝つには?というテーマの中で、忘れてはいけない部分をお伝えします。

以前にも、似たようなコンテンツで記事を上げていますが、どこのテーマでも「結局はここか」とあなたに感じていただけるよう、何度でも書きますよ。

ツール依存症には要注意です。

ツール依存症

先日の記事で、焦りを抱える人が陥り易い心境として、誰かに依存する傾向にあると書きましたが、この依存というのは、何も対象は人に限った話ではありません。

業界の常套(じょうとう)手段に乗せられて、

「ツール」

というものに依存する方も大勢いらっしゃいます。

このツールというもの、販売ページがとにかく夢を見せてくれるので、使う予定が全くないのに、買ってしまう人がいるほど(しかも割と沢山)魔性の魅力を持ち合わせる道具なんですけど、これを活かすも殺すも使い方次第です。

かく言うボクもそのひとりなのですが(笑)、少なくともツールに「依存してしまう」のは、傾向としてかなり危険な方向に進んでしまいがちですので、本当に注意して下さいね。

どういうことかと言いますと・・・

キーワード探索ツールを使うと稼げない理由

稼げない人

PCで使えるツールと呼べるものは沢山あります。広く言えばエクセルのマクロだって、ツールと呼べるワケですしね。

でも、使い方を知っている人には便利なマクロだって、使い方を間違えれば、何の役にも立たない機能ですし、無理して使おうとしたら、逆に効率が悪くなることだってあるでしょう。

アフィリエイトに使うツールにしても、まったく同じことが言えて、例えばキーワード探索ツールっていうものがあります。

旬なキーワード(トレンドキーワード)やサジェストキーワードをネット上から瞬時に拾ってきて、競合数や広告数を一覧表示してくれたり、中にはちょっとしたコンテンツ(記事)を生成してくれるものもあります。

「あなたが稼げないのはキーワード選定があまいからです」

なんていう落とし文句にそそられてしまい、この手のツールを、購入されたことがある方もいらっしゃるでしょう。

この手のツールを使うと、まさに今、検索されているキーワードが、ザクザク手に入るっていうのですから、稼げていない人がそんなものを見たら

「なるほど、このキーワードを使えば、必然的にアクセスが来るから稼げるんだな」

そんな錯覚に陥(おちい)ること請け合いです。

でも、どうでしょう?それで稼げましたか?

また、サジェストワードを大量に拾ってくるキーワードツールというものも存在します。

これは、メインキーワード+○○+○○、という具合に、キーワードを深堀りしてくれて、その結果を表示してくれるというもの。

例えばこんな感じですね。

キーワード検索ツール

このように、確かに検索回数が多いキーワードを、瞬時に拾ってきてくれるツールは、便利と言えば便利なのですが、焦りがあって、基本を忘れている方、もしくは基本を知らない方は、このキーワードの使い方を間違えてしまいます。

基本とは、もちろん「検索者の立場に立つ」ということ。

参考記事→アフィリエイトで稼げる人と稼げない人の違い。

これを忘れて、キーワードありきで記事を書いてしまいます。

上の画像の例で言うと、「青汁 健康に悪い」というキーワードが見えますが、このキーワードを使って、「青汁は健康に悪いのか?」などというタイトルを付けて、ただ青汁を紹介するような記事を書いてしまうのです。

これは、まさに典型的な例で、検索者、つまり人間の気持ちを考えることなく、グーグルを相手にしているようにしか映りません。

検索回数の多い&ライバルが少ないキーワードを入れたタイトル&記事でアクセスを呼べば稼げる。

という、短絡的で、かつ自分都合の発想以外の、何ものでもありません。

これでは、いくら記事を書いても、稼げる金額は微々たるものでしょうし、結果が伴わないので、モチベーションも下がってしまいますよね。

検索キーワードツールの本当の使い方

キーワードツールの本当の使い方

では、検索キーワードツールは、どのように使うべきなのか?

それは、世の中での検索需要を調査する(リサーチ)の作業補助として使うことです。

短絡的に考えるのではなく、なぜこのキーワードは検索需要があるのか?どのような人が検索しているのか?どのくらいの検索回数なのか?をリサーチする際に、作業時間の短縮に使う程度に留めなければいけません。

先ほどの例で言えば、「青汁 健康に悪い」というキーワードを検索する人の気持ちになってみるのです。

例えば、青汁は健康に良いと思うのが一般的→TVのCMとかでもやってるし→でも、知人の中には逆説を言う人もいる。本当のところはどうなのか?

という発想を持っている、と想像することはたやすいでしょう。

そこで、青汁のことを「本当は良いんですよ」と、説得するようなコンテンツを盛り込もうとすると、かなり骨の折れる作業になります。

そもそも、稼げない人の多くの方が、アフィリエイトを説得パターンで行いますので、その場合はコンテンツの質はもとより、ライティングスキルをかなり要します。

ですからここで基本に立ち返るのです。

先ほどイメージした方を、具体的にビジュアル化すると、いろいろなパターンの人間像が思い浮かぶと思うのですが、
参照記事→アフィリエイト対象者(ターゲット)のイメージ方法

根本的に「健康に気を付けている人」という人間像に行きつくのが自然ですよね。

そうであれば、青汁を疑っている人に、青汁の良さを説得するような紹介をするよりも、青汁が持つ危険性をさらにアピールして、それを凌駕する別の商品をご紹介するほうが、効果的な訴求方法だと思うんです。

あなたもそうでは無いですか?

よく知る友人から酷評された品物があったとして、自分では良くわからない品物を、他人がいくら「これは良いですよ」と言ったところで、にわかには信じられない、ということです。

もちろん、この発想が100%正しいかと問われますと、そんなことはありません。あくまでも仮説ですからね。

しかし、無機質に、検索回数の多いキーワードを並べたところで、成果には繋がりにくいということはご理解いただきたいところです。

まとめ

このように、検索キーワードツールに依存する、というようなことになるのは、焦りと依存心から、ついつい流されてしまい、基本を見失ってしまうからです。

いつのときも、検索窓の向こうには、人がいる、ということを、忘れないで下さいね。