これまでは、キーワードが思いつかない方に対して、言葉では無く、まず人を具体的にイメージしてみましょう、という戦術をご紹介してきました。
ターゲットを、ビジュアル化出来るまで想像出来れば、ストーリー立ててサイトを構築出来ますから、いくらでもコンテンツは書けます。
参照記事→アフィリエイトのストーリー戦術
参照記事→仮説を立ててイメージを膨らませる方法
しかし、これもなかなか難しい、というか、あなたのやりたい事とは違う、という場合。
アフィリエイトに正解など無いワケですから、当然手法もいろいろあって然るべきです。
今回は、ちょっと違った目線での「仮説」の立て方をご紹介します。
自らに仮説を立てる(キャラクター作り)
これは、サイトアフィリエイトというよりも、ブログアフィリエイトという感じですね。
常に情報を発信しながら更新をしていく。情報を発信するには、当然情報を仕入れなくてはいけないのですが、それを日々行いながらコンテンツにしていくという手法です。
この戦術をとる場合、もっとも大切なのは、あなたのキャラクター設定です。
最近では、極自然に受け入れられるようになりましたが、キャラクター設定というのは、言ったもん勝ちですから、自ら宣言してしまえば、その道のプロになれるワケです。
コンビニ評論家、Youtube評論家、プロインタビューアーなど、一昔前には職業として成立していなかったものでも、今では何となく「ああそうなんだ」という感じで世間に受け入れられます。
この、言うならば「ハッタリ」が、どこまで通用するか、どこまでそのキャラに成りきれるか?ここが勝負の別れ道となります。
参入ジャンルは、さすがに全く興味無いジャンルで、プロを名乗ることはしないでしょうから、ご自身の得意なジャンルで行えば良いと思うのですが、それさえも思いつかない、興味があることが無いということであれば、やはり恋愛ジャンルが鉄板だと思います。
あなたが男性でも女性でも、恋愛コンサルというキャラを自らに押し付けて、その仮説がいつしか真実になるよう、実践していけばいいのです。
「それは嘘をつけと言うことか?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんけど、恋愛コンサルなんていうものは、誰が名乗ったって良いワケです。資格が必要なものでもありませんしね。
また、資格云々では無く、「恋愛に長けているワケでも無い自分に、人さまの恋愛に介入出来るようなスキルがあるワケが無い。」というような思いを抱く方もいらっしゃるかも知れません。
でも、いいんですよ。別に恋愛に長けるとか長けていないとかは、コンサルを名乗るのには全く関係ありませんから。
コンサルというのは、自分が名乗れば成立する職業であって、世間様から受け入れられることにより、その道で食べていけるか否かが決まります。つまり、クライアントに実績を出させてあげれば、永続的な契約に繋がるでしょうし、口コミで新規顧客も呼び込めるでしょう。逆に、何の成果も出せなければ、その業界から放り出されるだけですから、罪に問われることでもありません。
そこへ来て、恋愛コンサルとなれば、人の恋愛パターンなど、それこそ人の数だけ種類があるのですから、誰が何を言っても、100%の成就率などあり得ないのです。
であれば、あなたがコンサルを名乗ったところで、誰に責められるでしょうか?
まあ、余りにも看板に偽り有りですと、多少は叱責をいただくこともあるでしょうが、そんなに大風呂敷を広げずとも、このジャンルであれば、顧客はつくし、稼げるジャンルなのですから、臆することなく実践していただければと思います。
顧客の悩みをリサーチしながらコンテンツを投稿する。
サイトアフィリエイトの場合は、リサーチを十分に終えてから、サイト構成に入っていくのが正攻法ですが、レビュー型の運営であれば、日々リサーチを「行いながら」コンテンツを入れて行きましょう。
やり方はとても単純です。
まず、自分のキャラ設定を行います。これは、前述の恋愛コンサルでも良いでしょうし、恋愛マスターを名乗っても良いでしょう。ただし、出来る限り、ターゲットを絞って、キャラクターは設定しないといけません。
つまり、あなたが40代の男性であれば、さすがに女子高生への恋愛コンサルを行おうとすると、無理があるでしょうし、無理が無いとすると、かなり怪しい道に走ってしまいそうです(笑)
ですから、受け入れる幅はなるべく広げず、同世代の人向けとか、特定の条件(復縁・初恋・別居・離婚)に当てはまる人にだけ刺さるようなキャラに設定すると良いでしょう。
リサーチ後の具体的コンテンツ例
これさえ決めてしまえば、あとは毎日リサーチをし、記事を投稿していくだけです。
リサーチする場所は、テレビやラジオでも良いですし、知恵袋などの掲示板でも良いですし、女性向け週刊誌でも良いでしょう。
この世には男と女しかいませんから、男女の悩みは、毎日溢れるほど転がっています。
こんな具合に。
この中から、コンテンツとなるべくネタを拾ってきて、あなたなりの解決方法をサイトで公開していけば良いのです。
例えば、あなたが、恋人同士の一般的な恋愛相談を受け持つコンサル、というキャラにしたのであれば、こんな感じの悩みをを取り上げてみます。
そして、自分のサイトコンテンツにする場合は、この相談者さまを想像して、書き込みをリライトしつつ、あなたの考えを綴って行くのです。
例えば
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今日届いたお悩みですが、またまた復縁希望の女性から。
3年ほど前に別れた彼と、最近また電話したり、
時間が合う時には、会ったりしているらしいのですが、
どうしても、彼女自身、気持ちが前に出過ぎる性格のご様子で、
ついつい以前のように、口論になることもしばしば。彼いわく、彼女は「言わなくても良いことを言う」性格のようで、
これをご自身の個性と捉えているようです。
具体的にはどんな感じなんでしょうね?
ファッションセンスとか、仕事のこととかでしょうか?
まあ、ファッションについては、恋人同士ですし、
一緒に出掛けることも多いでしょうから、
もしそこに注文を付けるというのであれば、
気持ちは解らないでも無いですが・・・
仮に彼の仕事についてまで、とやかく言うとなると、
ちょっと話が違ってきます。
拘束時間が長いとか、残業代が付かないとか、
休みが少ないとか、それはあなたが言わなくても、
彼氏自身が十分に解っていることの可能性が高いワケで、
それをわかった上で勤めている仕事に、
彼女からとやかく言われるのは、
気分の良いことではありませんからね。
恋人同士であれば、何でも包み隠さず話して欲しい。
そんな願望があなたにあって、だからこそ、
思いついたことを何でも言っている、
というつもりなのかもしれませが、
正直者と無神経とでは意味が違いますからね。
彼氏は、言って良いことと悪いことを、恋人同士だからこそ
理解して欲しいと思っているかもしれません。
男と女の前に、人と人。人間同士が付き合えば、
100%自分の都合よく物事が運ぶはずがありません。
我慢はストレスの元ですので、よくありませんが、
このことを腑に落とせば、我慢では無く
相手が理解できるようになります。
一度別れても、また惹かれ合うお二人なのですから、
心のどこかでは互いに求め合っているのです。
良きご縁が続くことをお祈りしております。
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と、ボクならこんな感じに書きますかね。
掲示板の内容を、意味を掻い摘んでリライトし、あなたの見解を述べるのです。
ここでキャラ設定が効いてくるのですが、断固として女性を応援するキャラであれば、「そんな男捨てちまえ」てきな内容にすればいいですし、男性目線(今回ぼボクの例のようなキャラ)であれば、女性をやさしく諭すようなキャラでも良いでしょう。
繰り返しますが、恋愛の答えに、正解など無いのですから、あなたの言葉で、あなたの思いをコンテンツにすればいいだけ。
この戦術なら、キャラ設定さえ間違えなければ、コンテンツはいくらでも書けますよ。
ちなみに、無いとは思いますが、知恵袋を引用する場合、ベストアンサーまでリライトしたりして使おうとしてはいけませんよ。それでは、あなたのキャラがブレブレになってしまい、顧客(リピーター)が付かなくなってしまいますからね。
1人に向けて記事は書く。
では最後に、ちょっとしたコツですが、サイトの売上を大きく左右する内容ですので、ここは必ず押さえて下さい。
サイトのコンテンツは、イメージした人、仮説を立てた人、その人ひとりに向けて書く。
ここを意識して下さい。
先ほどの例ですと、あなたの気持ちは、100%書き込みをした方に向いていて、その人に対して思いを伝えるということです。
これはキャッチコピーにも言えることですが、万人に受け入れられないと、売上が上がらないと考え、万人受けを狙ったような記事を書くと、結局何が言いたいのか読者には伝わらず、印象に残らない記事になりがちです。
そうならないように、記事はあくまでも「個」を意識して書く。とことん相手をイメージして、その人に対して書く。
個をイメージして、コンテンツを表現することにより、その対象では無い読者にも、「あなた」という人間像が見えてきます。
これが、ファンを呼び込む、リピーターを呼び込む、ひいては売上を呼び込む秘訣なのです。
まとめ
ターゲットをイメージする戦術について、2回に分けてお伝えしましたが、如何でしたでしょうか?
ひとつは、これまで通り、サイトアフィリエイトの正攻法によるストーリー戦術。もうひとつは、リサーチをしながらコンテンツを入れていくレビュー戦術。
双方、有効な戦術であることは間違いがありませんので、あなたご自身で運営しやすいスタイルを選び、実践していただければと思います。
ボクが思うに、WEB上には、アフィリエイトサイトが数え切れないほどありますが、このような明確な戦術をとっているサイトは、極一握りです。
確実に、ライバルとの差別化になりますので、ちょっと実践して諦めるのではなく、出来るまで実践して欲しいですね。