ウソかホントかって話ですが、とても解り易い、日本人の国民性を表すたとえ話があります。

とあるホテルのエレベーターで、男性と女性が同時に降りようとしました。

その時、エレベーターガール?というか、ホテルのスタッフが男性に掛ける言葉は、その人のお国によって使い分けるそうです。

  • 男性がアメリカ人の場合は、「レディファーストです」というと、全員納得します。
  • 男性がイギリス人の場合は、「あなたは紳士ですよね」というと、全員納得します。

そして。

  • 男性が日本人の場合は、「みなさん、そうしています」というと、全員納得するそうです。

我々日本人は、周りに合わせるということになじみ、時にはそれを強いられ、生きてきましたので、このたとえ話は、いかにもと言う感じで理解出来てしまいます。

しかし、ブランディングの構築は、全て周りと歩調を合わせているだけではままなりませんので、どこかで独自の路線、つまりは差別化を図る必要があります。

今日は、ブランディング手法の中でも、この差別化について、お伝えしようと思います。

差別化=奇をてらうことではありません。

差別化と言うと、何か特別なことをしないと、達成出来ないイメージがありますけど、決して難しいことではありません。

でも、サイトのテンプレートを変えるだけでは、差別化は果たせませんし、何でも簡単に出来るという話でも無いのですが、要は考え方、切り口、視点によって、差別化は可能なことだということです。

周りとは差別化する!と、意気込むのは結構ですが、そこで闇雲に奇をてらう手法を用いるだけでは、取り残されるだけ。

アフィリエイトでは、大前提として「売れる案件を扱う」というものがあるのですから、その基本だけは見失わないようにしましょうね。

アフィリエイト戦術による具体的差別化手法

ではアフィリエイトにおける、具体的な差別化とは、どのように行うのがベストなのかを考えて行きましょう。

差別化とは、大きく言って、何かしら人と違うことをすること。

これは間違いありません。

しかし、前述しましたように、アフィリエイトでは売れる案件を扱うのが基本ですから、よほど力がつかない限り、これを変えること、つまり、売れない案件を無理に売ろうとするようなことは、考えないようにします。

そうなると、ターゲットを変えるか、キーワードを変えるか?

という話になってきますが、せっかくリサーチを重ねて見つけたキーワードですし、対象のターゲットはまだまだたくさんいるはずですから、そこを変えることはしたくありません。

ではどうするか?と言えば、ボクからのご提案は、やっぱり特化型サイトの構築。

つまり、一つの事案(商品)を徹底的に掘り下げてサイトを構築するのです。

真に競合を出し抜くにはインパクトが必要

あなたが、どこで戦うかを真剣に吟味し、出来る限り競合が少ない市場を見つけたとしても、インターネットを使ってビジネスを行う以上、どんなジャンルでも競合が必ずいます。

インターネット市場で、本当の意味で競合を引き離す(出し抜く)には、競合につけ入るスキを与えないほど、これでもかというくらい、サイトにコンテンツをぶち込むしか方法は無いのです。

たった一つの商品で構いません。

あなたが推奨する商品やサービスについて、徹底的にコンテンツを入れましょう。

推奨ポイントだけに捉われず、時には弱点も記載したり、使用方法の具体例なども掲載し、訪問者にお役立つ情報を、ガッツリと入れるのです。

その為には、当然、その商品について、誰よりも詳しくならなければなりません。

市場のリサーチにプラスして、言わば徹底した商品のリサーチですね。

ここまでは誰もやらないだろ?っていうくらいまでやってみるんです。

誰しも面倒なことはしたくありません。だからやるんですそれが差別化です。

ボクが、ビジネス系の情報商材アフィリエイトで独立を果たせたのも、とあるツールを徹底的に調べ上げ、使い込み、それを表現したことからはじまります。

その結果、ちっぽけな個人アフィリエイターでも、そのツールを日本一売り上げたという実績も残せました。

差別化の一つの形として、ひとつの商品を、徹底的に愛して使い込み、それをサイトで表現することは有効な手段です。

ゼヒ覚えておいて下さいね。

まとめ

勝負とは相手が諦めた時点で勝敗が決まります。

そして、そもそも相手に土俵に上がらせない、という状況に持っていけば、戦わずして勝つことも可能なのです。

戦わずして勝つ。

誰も傷つけず、自らも傷つかず、利益を得ることが出来る。

差別化ブランディングで得られる未来の、一番の理想形ですね。