タイピングの技術向上は、何も作業スピードを速めるためだけに必要なスキルではありません。

アフィリエイトをはじめとするネットビジネスで、お金を稼いでいくには、どうしても上達させなければならないスキルがあります。それが読まれるオリジナル文章を書くスキルです。

タイピングが遅いと、良い文章を書く「流れ」が掴みにくいのです。稼いでいる人は、書きながら次の文章を頭の中に描けているんですよね。

まあ、アフィリエイトで言えば「売れる文章」を、沢山書けるようにならないといけない、ということですが、これは一朝一夕で身に付くスキルではありません。

自らの文章を、市場に投げかけて、文字通り試行錯誤していかなければならないのですが、だからと言って、無暗やたらに、数撃ちゃあたるっていう戦術も効率が悪いです。

ですから、ここでは、タイピングスキルを上げながら、目指すところは、なるべく早く、売れる文章を書けるようになること。

その為に、ほぼリアルタイムで効果測定(PDCA)が可能な「ある場所」で文章を書く練習をすることをおススメします。

アフィリエイト文章の上達に適したサービスとは

その場所とは、ご存じ「ヤフー知恵袋」です。

これまでは、キーワード選定のカテゴリで、需要のリサーチ場所として活用することをご紹介してきましたが、実はここ、文章スキルの向上も図ることが出来るんです。

なぜかと言えば、ここはお悩み解決掲示板ですから、リアルな人間が常に疑問を書きこんでいます。だからこそリサーチ場所としても有効なのですが、質問をした人と答えた人が、簡易的ではありますが、コミュニケーションを取ることが出来るのです。

利用者(悩みを書く側の人)は、基本的にネットに慣れていない素人の方。それも「ド」が付くほどの素人の方が多いので、質問の内容と言いますか、仕方・やり方が決してうまいワケではありません。

何と言いますか・・・抽象的というか、要領を得ないといいますか、的を射ないと言いますか。そんな質問も非常に多いですよね。

でもそれって、極々当たり前のことだと思うんです。あなたも私も、世の中の事象で、自分の知識の守備範囲である事柄なんて、実は極わずかですもの。

知らないことが目の前に現れて、検索スキルをさほど持ち合わせていない人であれば、そういう質問になってしまうのは、致し方が無いこと。

そして、真に感じ取らなければならないのは、まだまだ世間一般の人はそのレベルである、ということであり、我々アフィリエイターのお客様層はそこにある、ということです。

アフィリエイトもビジネス。であれば、相手の立場に立って、物を伝えなければなりません。

そう考えると、あなたが伝えるべき相手は、抽象的な疑問しか出来ない人、自分の解らないことを上手く表現出来ない人、という方の可能性が高いワケであり、そういう方の立場に立って、記事を書かなければなりません。

ちょっと考えただけでも、これは難易度が高いと思いませんか?

でも、知恵袋というサービスを使えば、無料で、リアルな人と、悩み解決の疑似体験が出来るのです。しかもベストアンサーという制度もありますから、質問者さまにとって、誰の答えが一番役に立ったか、という答え合わせも出来ます。

これを活用しない手は無いと思うんですよね。

相手の立場に立ち、文章を構築していく練習をする。

具体的にサンプルとして、抽象的な書き込みをご紹介しますと、

まだまだ載せきれないほどありますが、知恵袋の中は、こんな質問で溢れています。

短文で答えて上げるのもバカバカしい内容のものもあるので、そんなものは無視した方が良いのですが、中には本当に解決したい問題を抱えているのでしょうけど、残念ながら、質問の仕方が上手く無いので、放置されていたり、投稿者さんに叱られたりしている人もいますw

タイピングの練習も兼ねてなら、あなたが得意のジャンル、興味のあるジャンルの書き込みの中から、この手のものを見つけ、書きこんでみても良いでしょうし、一番の理想は、あなたが参入を考えている、アフィリエイトジャンルで実践してもらうことですね。

どちらも課題は、如何に相手の立場に立って、事を伝えることが出来るか?

知恵袋内で言える、共通する相手の立場というのは

  • 身近にこの手の質問に答えてくれそうな人がいない。
  • 早く解決したい。
  • 質問の表現はこれが限界。

この3つです。

とても良いサンプルがありましたので、ご紹介しましょう。

この質問に対し

という書き込み(返答)がありました。

質問を単純に字面だけで見れば、この返答でも良いと思うのですが、これでは趣味の領域と言いますか、言うなれば相手の立場には立っていませんよね。

我々は、なぜ、この人はこんな質問をしているのか?背景を探ることを探ることから始めなければいけません。相手の立場に立つのですから当然です。

この22文字の中から読み取れる情報に、先ほどあげた3つの共通する条件を当て込んでみると、質問者の方は

[bm color=”green”]

  • 小売店に勤めはじめたばかりの10代後半~20代男性
  • 研修にて出された問いに対して、答えた内容が間違いであった。もしくは、先輩に指示されて、自分なりの答えを出したが、間違いだと指摘された。
  • その解答を未だに持ち合わせていない。
  • 聞く人も身近にいない。
  • 明日、明後日にも、次の出勤日が来る。

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このような人物であると仮説が立てられます。

そうなれば、必然的に答え方も変わってきますので、ボクならこう書きますね。

[normal_box color=”green” border=”b1″]

こんにちは。

お察しするに、職場で値入のことを覚える必要がありそうですね。

さて、仕入価格に7%を…ということですが、もしあなたが小売業(スーパーなど)のお仕事にお勤めであれば、仕入価格では無く、仕入原価という呼び方をしましょう。

お店に並んだものが販売価格、つまり売価。

仕入原価●●円に対して7%の利益を見込む場合の計算方法は、

原価÷(100%-値入率(7%))×100となります。

つまり、例えば仕入原価1000円のカニを販売し、7%の利益を出すことを望む場合、計算式は

1000÷(100-7)×100

1000÷93×100≒1,075.268

売価は1,075円となります。

ご質問の意図が、仕入原価に7%の値入率で、売価を設定する方法が知りたい、というように思えましたので、このようなご回答になりました。

ご了承くださいませ。

[/normal_box]

いかがでしょう。

仮に質問者さんの背景が、仮説と異なっていても良いんです。正解をお伝えすれば、叱られることも無いでしょうし(笑)少なくとも、素人の方の答えを信じてしまうより、こちらの方には有益な情報を提供しているワケですしね。

またもしも、仮説通りの方であれば、とても喜ばれるでしょうし、お役に立てたというプチ満足も味わえます。

無料で出来るタイピング練習にもなりますし、何と言ってもリアルに存在する方と、リアルに答え合わせが出来るというのが、この作戦の強みです。

インプット→アウトプットする癖を付ける

もしこれを、あなたが本気で実践すれば、アフィリエイトで活用できるスキルが、数か月でかなりレベルアップするでしょう。

本気で、と但し書きを入れたのは、例えば、先ほどの解答例は、ボクのもつ知識内で完結出来たる問題でしたので、手間は掛りませんでしたが、これを本気でやると、自分の知識には無い材料を、ネット上や書籍から引っ張って来なくてはいけないからです。

そうなれば、必然的に知識は増えますし、検索レベルも上がります。当然タイピング技術もです。

仕事として本気で取り組むということは、長所を伸ばしつつも弱点を克服するということです。

趣味の延長、ようは「アフィリエイトで稼げれば良いなあ」程度の考えでは、恐らくここまで出来ないでしょう。

自分は知識はたくさん持ち合わせているんだけど、それを表現出来ないっていう方も、沢山いらっしゃるんですよ。

そういう方は、明らかにインプット過多になっている場合もあって、これは非常にまずいことです。

新しい知識を身に付けるということは、知的欲求を満足させるので、人により凄まじい快感を得ます。

これに味をしめてしまい、本来の「アフィリエイトで稼ぐ」という目的を見失いがちの方もいらっしゃるんですよ。

実際に、ボクのコンサル生さんにも、どうしてもアウトプットが足りない方がいらっしゃって、その方にもボクはこの作戦を推奨しています。

オリジナル文章は、インプットとアウトプットを繰り返し行うことで書けるようになります。また、売れる文章は、相手の立場に立って物を観る癖がついてくれば、書けるようになります。

どちらも地道な作業の繰り返しですが、知恵袋を活用することで、楽しみながら実践することが出来ますよ。